ヨーガのご案内
ヨーガとは
ヨーガハ・チッタ・ブルッティ・
ニローダハヨーガとは心の動き
を制御すること
『ヨーガ・スートラ』
(BC3世紀頃に体系化された
ヨーガの根本経典)より
ヨーガは、近年では身体を動かす
エクササイズのひとつと
思われがちですが、元々は、
インドに古くから伝わる
自己修練法です。生活環境、
生活習慣を整えることから、
身体的、生理的、心理的、
感覚的な機能の最適化、
そして精神的、本質的なレベルへと、
さまざまな角度から自分自身を
高めていくために体系化され、
『古典ヨーガ』とも呼ばれています。
最終的には瞑想によって、
ヨーガの目的である
『サマーディ:人格の統合,心の沈静化』
を目指しました。
中世になって、
インド独特の伝統的な身体観
(主観的な神秘的、精神的体験)
を伴った様々な身体技法で、
古典ヨーガの精神性に迫ろうとする
「ハタ・ヨーガ」が登場します。
古典ヨーガの文献にはアーサナ(ポーズ)
についての具体的な記述はなく、
現在、私たちがヨーガのアーサナとして
馴染んでいるものは、このハタ・ヨーガの
流派です。
近代に入り、
ヨーガの科学的な研究が行われ、
宗教文化の文脈からは独立した
ヨーガの構築が始まりました。
伝統的な技法が科学的な合理性を
もって解釈され、
現代では、国、宗教、文化を問わず、
健康の保持増進、メンタルヘルス、
自己啓発を培っていくものとして、
世界中で実践されています。
ヨーガは、
身体と心と精神のバランスをとり、
調和させる手段。
セルフ・コントロールの
サイエンスとも言えます。
クラスの内容
軽いウォームアップ、呼吸と身体の動きを合わせたエクササイズも取り入れつつ、伝統的なハタ・ヨーガの技法を用いて3つのことをしていきます。
1、アーサナ(ポーズ)
動作、姿勢レベル
→筋肉、関節、内臓への働きかけ
ゆっくり丁寧に動き、
負荷のかかった姿勢をとり、
安定していて無理がない状態を
しばらく保つことが特徴になります。
その間、自然な呼吸でからだの
内側で起こっていることを観察、
ほどいてリラックスを繰り返します。
★効果
•筋肉の緊張のバランスが調整され、
身体にしなやかなハリと、
柔軟性がもたらされます。
•腹部、胸部の内臓機能、体液、リンパ、
血液循環の促進、消化力を高めます。
•癖づいた無意識の緊張が
取り除かれていくと、感情面も安定し、
心と体の不調和に対する気づきが
深まり、適切にコントロールする
方向性が見えてきます。
•ゆっくり動き、ていねいに観察する
習慣をアーサナで身につけることで、
疲れを溜めず、こまめにリセット、
リラックスできるプロセスに身体が
馴染んでいきます。
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身体が硬い.難しそう.動けるか不安...
などのご心配はいりません。
クラスのレベル分けはありません。
初めての方も経験者も、アーサナ
(ポーズ)に自分を合わせるのではなく、
自分に合うようアーサナを
日々カスタマイズしていきます。
ただ、楽なところ、ではなく、
軸の通った安定している場所。
無理に頑張りすぎるところではなく、
心地よい快適なハリのある場所。
そんな場所に留まるためにする観察、
自分の身体との対話がヨーガです。
周りを気にすることなく、自分自身に
「いい、悪い」の判断を下すことなく
楽しんでみてください。
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2、プラーナーヤーマ(呼吸法)
生理的レベル
→自律神経の調整
体内の感覚をていねいに感じながら、
規則的な呼吸を行うことで、意識で
コントロールできない自律神経
(血液、体温、消化、
代謝活動などを適切に保つ)
の調和を促します。
★効果
•呼吸筋の活性化が心臓への
穏やかなマッサージを促し
循環器系を整えます。
•本来持っている自己調整能力
(自律神経、免疫系、内分泌系)
を整えます。
•身体と心理をつなぐ生理機能が
整うことで、心の穏やかさと共に、
日常生活におけるやる気も
高まります。
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私たちは、
身体の調子がいいと心も軽やかになり、
前向きな意欲が湧いてくることを
体験的に知っています。
身体を整えていくことで、
心を落ち着かせ、呼吸を観察することで
瞑想しやすい状態をつくり、最終的には
脳や心の領域へ働きかけていきます。
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3、瞑想
心理的レベル
少しの時間、落ち着いて座り、瞑想の
入り口に佇むということをしていきます。
クラスの特徴
• 後半にプラーナーヤーマの時間を
しっかり取り、最後に少しの間、
呼吸と共に座る、ということを
していきます。
• アーサナとプラーナーヤーマで
姿勢と心が落ち着いた状態で
静かに座ることで、自分自身が
過去の囚われや未来の不安ではなく、
『今にいる』という集中力が
増してきます。
• ありのままを見ていく観察力が
養われると、自分がつくった
条件付けや思い込みから解放され、
社会に対してもより自分を
生かすことができるようになります。
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瞑想は、脳や潜在意識に働きかける高度な
技術であり、このスタジオで深く行うことはありませんが、アーサナ、プラーナーヤーマ、瞑想、というヨーガの3つの流れは、相互補完的に作用しています。
日常的にアーサナとプラーナーヤーマの
実習を継続して繰り返すことで、
瞑想しやすい心身を育みます。
身体は健やかで、感情は安定していて、
日々、活き活きと喜びをもって過ごす
ツールとして、日常にヨーガを取り入れて
いきましょう。
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